MUSICAL WORKS

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ITO Miyuki / 伊藤 美由紀

2011

Celestial Echo for violin, viola and cello with live electronics




Birth C: JAPAN Gender: Female




Commission: by Nagoya University of Arts, Japan

Performer(s): Wakako Hanada (Vn), Fumiko Kai (Va), Takuji Matsumoto (Vc), Norio Sato (cond.)

First perf.: Premiered at Aichi Arts Center, Japan on 3/11/2012 (Japan WP)

Duration: 11:00

Perf. Country: JAPAN

Instruments: Vn, Va, Vc, Live electronics

Prog. notes: Celestial Echo (2011/12)

 『宙(そら)の響』(2011/12)
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとライブエレクトロニクスのための。

ストリング・トリオとライブエレクトロニクス/エレクトロニクス、そして映像のための (世界初演)
Miyuki ITO: Celestial Echo (2011/12) for string trio with live electronics/electronics and video (WP) (日本画:大野廣子/Paintings: Hiroko Ohno)

この作品は、日本画家の大野廣子氏の「Galaxy」シリーズの中から7枚を選んだ作品にインスピレーションをうけている。彼女の絵画は、日本画の原点である岩絵の具を使いながら西洋的な嗜好とテクニックにより、個性的で現代的な手法で表現されている。その色彩は、油絵とも日本画とも異なった繊細で美しい輝きをもっている。天空からの響きのエコーを示唆するタイトルの「Celestial Echo」は、ストリング・トリオの響きと、前もって弦楽器の音を録音したものをコンピューターでプロセスしたエレクトロニクスのジェスチャー、そして、リアルタイムで弦楽器の音にライブエフェクトをかけたものが、インターラクティブに音響的に複雑に絡み合うことで生じる微妙な音色の変化による想像上の宙の響をイメージしている。ライブエレクトロニクス、エレクトロニクス素材は、演奏している音形の音の変容であり、更に仏具である磬(けい)のメタリックな音響が交錯し、まるで宇宙からの残響のように流星が散りばめられるかのように構成されている。

http://www.miyuki-ito.com/Miyuki_Ito/Projects/entori/2012/2/4_Celestial_Echo_%282011_12%29.html

Editor: Tamamo Nagai